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完全少人数制!和の伝統にふれる講座が満載!和のお作法教室ジャパンビューティマナー

        ◆下駄屋.jp 和装人インタビュー 第46回◆

          和のお作法学校「ジャパンビューティマナー」代表・講師 林 小春 さん

 マナーの先生って、怖くて厳しいイメージがありますが、小春先生は笑顔が可愛くて優しい、一緒にいるとホンワカ和む、そんな女性です。

 マナーとか所作というと、自分には関係ないと思っている人が多いと思います。でもその目的は「他人に与える好印象」だったり「コミュニケーションをスムーズにさせる」こと。
ですから、就活、婚活ではかなりアドバンテージを持つはず。または会社の中や取引先との人間関係には、非常に役立つと思います。

小春先生と知り合ったのは、浅草の日本料理店「茶寮一松」の女将さんから「とてもお話が上手でおもしろいマナーの先生がいる」と紹介されたのがきっかけ。実際に、講座を受けたところ、たしかにハッとすることがたくさんあり、これはもっと多くの人に知っていただきたい!と感じたのです。

たとえば、自分自身を鏡で見たり、写真に映った姿は、正面を向いて制止していますよね(最近は動画もありますが)。 でも他人から見た自分は、当然のことながら動いているわけで、姿勢や動作、佇まいなどすべて総合された印象を与えているはず。メイクや髪型、ファッションがばっちりでも、しぐさや立ち居振る舞いがイマイチで、がっかりされることって、あるんですよね。

自分をより素敵に見せる、ステップアップするためのヒントを教えてくれる林小春さんのお話、ぜひ参考にしてみてください!

下駄屋.jp ウェブマスター 富田里枝


私が目指しているのは、生活の中で役立つ作法なんです。

ウェブマスター: 先日「初級なでしこ講座」の「和の所作・立居振舞」を見学させていただいたのですが、小春先生は生徒さんの目線で、一人ひとりの事情に沿って教えていらっしゃるのが印象的でした。

林小春: そう言っていただけて嬉しいです。

ウェブマスター: ‘間’が大切とおっしゃったのが、おもしろいと思いました。例えば立つ、座る、襖を開ける、手土産を渡す、そういう一つ一つの動作に‘間’がないと、非常にガサツに見えてしまう。仕事ができる有能な女性って、テキパキした動作が身についているから。

林小春: もちろん日常の仕事の場面では、スピードが大事だと思います。でも接待やパーティーの席などで、仕事をテキパキこなすいつもの自分とは違う一面が出せたら、次のステップに上がれるのではないでしょうか。

ウェブマスター: リズムを意識する、ということも、実際に動いてみると納得します。

ウェブマスター: それから、息を止めちゃダメって何度もおっしゃってましたよね。

林小春: はい。呼吸も大事ですね。お辞儀でも、体を倒すときは吐きながら、起きるときは吸いながら。息を止めてしまうと、体が強張って、相手に与える印象も固くなります。 食べ方や立ち方、座り方など基本の型は、シンプルで、自分が無理していない型が、いちばん美しく見えるのです。

ウェブマスター: 立つ、座るという単純な動作が、実はとても難しい。私は茶道を習っていたときに、頭がぶれてはいけません、とずいぶん注意されました。正座した状態から、すっと真上に立って、真下に座るって、意外とできないですよね。

林小春: 私の教室では、初級で立ったり座ったりという単純な所作を学ぶのですが、中級あるいは上級から始めたいという方が多いのです。でもまずは、自分は何ができて、何ができないかを知って欲しいですね。シンプルなことが、いちばん難しいっていうことを、体で感じていただきたいです。

ウェブマスター: 私も、お茶を習わなかったら、立ったり座ったりがこんなに難しいということが、わからなかったです。しかも、先生からそれでよし、と言われたことはありませんでした。

林小春: 基本がすべてで、基本が究極なんです。言葉で説明を聞くより、体験するほうが早い。「できないこと」を知って、さらに楽しいと感じてもらえればいいな。

ウェブマスター: 手土産の渡し方、座布団のすすめ方、そういうことは、マナーの本に書いてあるけれども、‘間’とか‘呼吸’は、本を読んだだけでは絶対わからない。でも、それがいちばん大事なことだったりしますね。

林小春: 中級に進んだ方々が皆さんそうおっしゃいます。私が目指しているのは、生活の中で役立つ作法なんです。ビジネス、プライベート、和洋かかわらず。私は学校を卒業してすぐサービス業に就いたので、働いている女性が会社でどんな場面で困り、迷うのか知るために、アメリカから帰国して、あらためてOLを経験したんです。

ウェブマスター: アメリカにはお仕事で?

林小春: はい。1998年から2001年の同時多発テロが起きるまで、アメリカ国内50数ヶ所で、日本舞踊や茶道などを舞台でパフォーマンスしたり、テレビやラジオ、新聞で紹介したりしていました。

ウェブマスター: 海外で日本文化を広めたいという気持ちは、ずっとあったのですか?


初心者のために一段、階段が作れるかな、と。

林小春: 20代の頃、「ステラ・アドラーアカデミー」というロサンゼルスのアクターズスクールに通ったことがあるのですが、スクールの先生たちは、お能や日本舞踊など芸能文化にとても興味を持っていて、いろんなことを質問してくるわけです。それでカルチャーショックを受けて、自分が日本人だってことを改めて感じました。

ウェブマスター: その体験で意識が変わりました?

林小春: 本気で仕事にしようと思うようになりました。それまでは当たり前すぎて、正直言って、20歳頃までは和ものってダサいと思ってたんです。

ウェブマスター: わかる気がします。私も実家が和装のお店で、小さい頃は日舞を習ったし、着物ももちろん身近にあったんだけど、日本的なものって興味なかったです。音楽も洋楽ばっかり聴いてたし、英文科に進学したし、海外に行きたくてしょうがなかった。

林小春: 私も小さい頃から和ものに囲まれて育ちました。母と祖母は茶道やお琴を習っていて、着物をよく着ていました。母のお稽古に付いて行けば、きれいなお姉さん達がいて、お菓子もらえて、遊び場のような感覚でした。家でも夕食の後には、母がお茶をたててくれたり。お正月は父が玄関のお花を生けるんです。

ウェブマスター: 和ものに恵まれた環境で生まれ育って、海外に出てあらためて価値に気付いたんですね。それで教室を始めたきっかけは?

林小春: 始めたのは30歳の頃ですが、そもそも教えようなんて、偉そうなことを思ったわけではありませんでした。自分の知っている和の世界を分かち合って、一緒に楽しみたかったんです。 和の文化を敬遠する人に対して、自分が手を引っ張ってあげることができればいいなと。初心者のために一段、階段が作れるかなと思ったのです。

ウェブマスター: 小春先生の教室に来られるのは、どんな方が多いですか?



ビジネスマナーも 和のマナーです。

林小春: 年齢的には18〜63歳と幅広いのですが、いちばん多いのは29歳の方でした。

ウェブマスター: それって、わかる気がする! そろそろ若いからというエクスキューズは通用しなくなる年齢ですよね。

林小春: そのくらいの歳になると、一度や二度は痛い目に合っているんです。うちに来る人は、和の作法には役に立つ何かがあるんじゃないかと、体で感じているのかも。

ウェブマスター: 先日お会いした30代後半位の受講者の女性は「会社である程度のポジションになると、接待先などでマナーを知らないと恥をかくから」っておっしゃってましたね。相手方が会長、社長クラスだとなおさらで、部下にも示しがつかないと。

林小春: そうそう。あるいは彼氏ができて、相手のご両親と食事することになった、とか。20代は「知りませーん」でよかったけど。いざという時でも、さらっとこなせる格好いい女性になりたい。だから、みんな必死です。

ウェブマスター: なるほどねぇ。小春先生は、企業向けの講演もなさってますが、具体的にはどんな内容ですか?

林小春: 先日は「和のマナーとビジネスマナー」という講演をさせていただきました。ビジネスマナーって、洋のマナーだと思っていらっしゃる方が多いのですが、日本のビジネスマナーも和のマナーです。

林小春: パーティーの場合は『プロトコール』、つまり世界共通マナーになります。

ウェブマスター: プロトコールは、和のマナーとかなり違うのですか?

林小春: 根底にあるものは同じだと思うんです。お互いに気持ち良く過ごすためだったり、相手のことを考えた振る舞いだったり。ただ表現のしかたが違うのです。それから、生活様式の違いもあります。椅子なのか、畳なのか。あるいはテーブルの高さによって所作の形も違ってきます。

ウェブマスター: ビジネスマナーでは、名刺交換とかお辞儀の仕方などを教わるのですか?

林小春: そうです。日本のビジネスマナーには、礼法が大きく関わっていると思います。


ウェブマスター
: なるほど。

林小春: 礼法は、より男性的で、儀礼的です。だから、そのまま生活の中には持ち込めない。

ウェブマスター: :忠臣蔵の話ですね。浅野内匠頭が、儀式儀礼を知らないばっかりに、吉良上野介にバカにされて切りつけてしまった…。

林小春: そうです、そうです。その流れを汲んでいるのが礼法なんです。たとえば席次の決め方などは、プロトコールとは異なるのです。お殿様が座っていた席が、今でいえば、会長の席だったり。

ウェブマスター: 席次を間違えたら、出世に関わるよねー、たしかに(笑)。

林小春: それから、浅草の「茶寮一松」さんで、従業員の方々にサービスマナーの集中レッスンもさせていただいています。

ウェブマスター: サービスマナーはビジネスマナーとはまったく違うものですか?


‘格合わせ’が大事なんです。

林小春: TPOによって、自分の立場にふさわしい振る舞いをするのがビジネスマナーですが、サービスマナーはおもてなしする側としての所作になります。

ウェブマスター: :他に、和のマナーで特徴的な部分ってありますか?

林小春: すべてのものには‘格’があることでしょうか。自分が好きか嫌いか、似合うか似合わないか、それだけではなくて、‘格合わせ’が大事なんです。

ウェブマスター: ‘格合わせ’って?

林小春: 例えば、すごく好きな人から、デートに誘われたとします。気持ちの良いお天気だから、公園でランチしようとなりました。その時、自分をとびきり素敵に見せたいからといって、真っ赤なロングドレスを着て行くでしょうか?

ウェブマスター: それは無理ですよね。


林小春: どんなに素敵で自分が気に入っていたとしても、TPOがずれていたら間違いになるのです。ちょっといいお店に入る機会があったら、それは意識したほうがいいですね。このお客さんだったら良いかどうか、お店側にもご判断されているから。

ウェブマスター: あー、気を付けます(笑)。自分をもっと高めたい、魅力的になりたいのは、年齢や職業に関係なく、女性の潜在的な意識だと思うのです。たとえば女性誌では「○歳若く見えるメイク」とか「○キロやせて見える服」なんていう特集をしょっちゅう組んでいるでしょう?

林小春: そうですね。

ウェブマスター: ファッションだったら、どこのお店で何を買って、どうやってコーディネイトすればいいかわかるけど、きっとそれだけじゃダメだと感じている人が、小春先生の教室へ通うのでしょうね。

林小春: 内面から出る所作だとか、相手に対する気持ちの表現の仕方を学ぶことで、よりステップアップできると感じてくれているのだと思います。

ウェブマスター: 最近は就職状況も厳しいと聞きますが、企業の採用担当者は、そこを評価するのでは? ひとりよがりではなく、TPOに合わせて、または相手に対して、ふるまうことができる人を採用したいと。

林小春: そうなんです。うちの生徒さんが、新人の採用担当をしているそうで、面接で何を見るかといえば、まずはコミュニケーション力が必要だと話されていました。一緒にやっていける人かどうかが重要なんですって。

ウェブマスター: 小春先生のおっしゃる‘間’にしても、相手の印象をよくするためだから、やはりコミュニケーション力の一つですよね。所作やマナーを知ることって、人間関係を作る大事な鍵なんだということが、よくわかりました。今日は、どうもありがとうございました!

 

2012年4月12日 浅草「茶寮 一松」にて。

 

下駄屋.jpプロデュース「初級・和食マナー講座」を開催します!
 日程:2012年7月8日(日)11時〜13時半
 場所:浅草 茶寮一松


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